2009-10-17

池袋モンパルナスについて


ジュンク堂窓より見下ろした池袋風景。夕暮れの陽があたっていちばん好きな池袋の表情。

「池袋モンパルナス」
池袋モンパルナスとは昭和の初めから戦争頃まで
東京都豊島区西池袋周辺に画家、音楽家など
さまざまな種類の芸術家が集い、
いくつものアトリエ村が誕生した様をさす。「池袋モンパルナス」という
表現は詩人の小熊秀雄が言い出したものとされている。
同時期(戦間期)、世界の芸術の中心であったパリ・モンパルナス地区に
その名をあやかって名付けられた。
しかし、名をなした画家が多かった本家とは違い、池袋モンパルナスは
無名で貧困生活を送るバイタリティあふれる画家(や芸術家)たちの
集まりであった。

                    (以上、Wikipediaより一部抜粋)

池袋に住むようになって約6年。住み始めた当初に
「池袋モンパルナス」という言葉を聞き、それからずっと気になっている。
Wikipediaでは関連芸術家達のことを無名で貧困生活を送る…と説明されて
あるけれど、そのメンバー は実に多彩で魅力的な方ばかり。
芸術を志す方達にとって当時の池袋はバイタリティに溢れ、
あり合わせの神経を振り絞って飛び込んでいける街だったのかな、と思う。
文化や人を広く受け入れる懐の深さと雑多な雰囲気が池袋ならでは、
という感じがして新たな愛着を感じてしまう。
涼しくなったことだし、池袋散策をいっぱいしたいな。



 池袋モンパルナスに夜が来た

  学生、無頼漢、芸術家が町に出る 

   彼女のために、

    神経をつかへ

     あまり太くもなく、細くもない

      ありあはせの神経を−−−。

                     「 池袋風景」 小熊秀雄                                              

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