2009-12-05

乱歩の世界へ


近隣にある、旧江戸川乱歩邸

とりたてて本を読む子ではなかった私も、子どもの頃から
高校生頃にかけ、乱歩の描く物語たちにドキドキした記憶があります。

いつもはこちらの前を通り過ぎるのみでしたが、
毎週金曜日に一般公開をしていると知り、初めて足を踏み入れました。


現在の旧江戸川乱歩邸は立教大学によって公開保存されており、
立教大学正門向かいの、細い路地を入ってまもなくの所にあります。


邸宅正面。入場無料です。
邸宅の中に入ることはできず、外から見学する形になっています。
なんだか「屋根裏の散歩者」を思い出します。





応接間見学と愛用品等の閲覧ができます。
貴著な原稿も!改めて怪人二十面相や明智小五郎が生まれた空間に
足を踏み入れていることに感慨深い気持ちになります。
そして敷地内奥を進むと、
乱歩の膨大な数の書籍が収められているという土蔵。
もちろん、厳重に保管されています。




帰りがけに、庭でとても大きな蜘蛛を発見。
なんだか乱歩先生亡き後のこの邸宅を守っているかのよう。
紅葉していた木々達が美しく、印象的でした。


2 件のコメント:

9179erie さんのコメント...

この前テレビでやってた。
“池ふくろう”

乱歩邸、近所にあるなんてうらやましい限りでございます。

夜とか、怖そう。

Polke さんのコメント...

>erieさん
そうそう、いけふくろう!(笑)
池袋の銘菓として、愛嬌たっぷりの
フクロウ最中っていうのもあるの〜。
そちらの和菓子店では乱歩にちなんだ
ブッセも販売していて人気のようです。

乱歩邸は一見、普通の邸宅のようだけど、
さすがに夜は怖くてドキドキしちゃうかも。